「頭の中にある考えをうまく相手に伝えられない・・・」
こんな思いを社会人になってから何度も経験させられました。
このような経験から、自分の考えを言葉に落とし込む「言語化」について、どのような場面で役立つかを私の経験を交えてお伝えします。
言語化とは言葉にして話す、書く
自分や人の頭の中にある思いを言葉にして話す、書く。
自分の言葉になってしまいますが、私は上記のように認識しています。
・自分の思いを適切な言葉に当てはめ、表現する。
・ほかの人の思いを言葉として受け止め、共感する。
また、思いを言葉に置き換える際にも本当に様々な言葉の表現があります。
例えば、「ありがとう」という感謝を伝える言葉では、
・感謝します
・お礼申し上げます
・感謝の言葉もございません
などのように相手の立場や状況によって選ぶ言葉が異なることも。
社会人になると、特に営業職では人とのやり取りが日常的に発生しますし、もちろん日頃の家族とのやり取りでも必要な力だと思います。
この言語化の力がつくと、
というような良いことばかりが得られます。
言語化はどんな時に役立つ?
・会社で多くの人を動かす時
会社でのキャリアを積めば積むほど担当する仕事の難易度も上がり、巻き込む人の数も増えていきますよね。
関係する人が増えれば増えるほど自分と異なる考えを持つ人が増えるため、それぞれの人の気持ちを汲み取りながらも自分の思いを一番適切な(皆の心に響く)言葉に置き換え、伝える必要があります。
状況に合った適切な言葉を選び、伝えることで人は動いてくれやすくなるはずです。
・自分の欲しいものを買いたい場合
家族ができるとなかなか自分の欲しいものも買えませんよね。
何か欲しいものがあっても、まずは奥さんにお伺いをたてることと思います。
例えば、コーヒーメーカーが欲しい、と思ったとき、
のように購入することによるメリットを説明するかと思います。
ただ、説明するメリットが奥さんにまったく響かない(メリットと感じられない)ものであれば、聞く耳を持ってくれないと思います。
そこで、奥さんの頭の中を想像し、
のように、言語化の考えがあれば
購入することが自分だけのメリットではなく家族のメリットだよ
ということを伝えて奥さんを説得することも出来ます。
・団体スポーツ(サッカーなど)
私は学生時代、部活でサッカーをやっていました。
ポジションはDF(ディフェンス)だったのですが、DFは個人能力で点が取れるFW(フォワード)と違い、敵に点を取られないためチームで守備をする、ということが求められました。
サッカーは試合中や試合後に各メンバーのポジショニングについて、
他のメンバーと議論することが多いのですが、その際に自分の考えを言語化できないとメンバーとの意思疎通が難しくなります。
例えば、試合中に
などの行動はまだ指示が出来るのですが、試合後の振り返りの際などに
のように言語化が出来ると、背景も踏まえた振り返りができるようになります。
言語化を身につけるためには
・インプット・・・人の意見を聞く、本読むなどして適切な表現方法(言葉)を身につける
・アウトプット・・・会議で自分の意見を説明する、日記・ブログで発信してみる
という勉強方法があると考えます。
また、駅前や電車の中での人間観察もオススメです。
「このビジネスマンはどの店に入るだろう?」
「このおじいさんは何駅先で電車を降りるだろうか?」
など、常に人のしぐさや表情から行動を予測することも大事と思います。
(人の思いを想像し言語化する訓練になるのでは)
色々と書きましたが「言語化」を意識して、日常を楽しく過ごしていただければ幸いです。
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